幸せのキセキ 原題:We Bought a Zoo
2011年製作
監督 キャメロン・クロウ
story
妻を亡くして半年がたつベンジャミン(マット・デイモン)は、日々残された、息子と幼い娘の子育てに奮闘するが・・・
仕事や息子の退学など問題山積で生活に疲れ果て、ふと亡くなった妻を思い出す・・・
新しい場所で新しい人生を始めるため郊外に家を買う・・・その家を買う条件は、閉鎖中の動物園を再建し運営すること
14歳の息子と7歳の娘を連れて引越したベンジャミンは、ある思いを胸に動物園の再オープンを目指す決意をする。
最愛の妻を亡くした男が動物園を立て直すことで悲しみを乗り越えていく姿を描いたヒューマンドラマです。
keyword
生きる・・・
見どころ
この作品は、閉鎖されていた動物園を買い取り家族とともに再建した英国人ジャーナリスト、ベンジャミン・ミーの回顧録をもとに、舞台をロサンゼルス近郊にした作品で、悲しみに暮れる家族を再建していく感動作品です。
物語が実際の話が元に成っているので、動物園の再建の大変さがリアルながらコメディー的な要素もあり、見終わった後に
心が何故か”ほっこり”そうな何故か心が暖かくなる邦題の幸せ感が心に残る作品です。
人は生きていく中で色々な苦難に出会うかも知れませんが、幸せに成りたいと頑張ることが大切なのではないでしょうか?
あとがき
この作品は、マット・デイモン俳優の素晴らしさを知った作品です・・・
プロミスランド 原題:Promised Land
2012年製作
監督 ガス・バン・サント
story
農場以外は何もない田舎町のマッキンリーに、大手エネルギー会社の幹部候補スティーヴがやってくる。
マッキンリーには良質なシェールガスが埋まっており、相場よりも安値でその掘削権を手に入れるため、町を掌握するための賄賂も仕込み、いつも通りに仕事を進めていたが・・・
街の採掘の説明会で、反対の訴えがあり採掘権の取得に障害が出てくる、会社からのプレッシャーもあり
スティーヴは採掘権を得る為奮闘するが、その中で自身の仕事への信念や情熱が揺るがされていく・・・
keyword
生きる・・・
見どころ
本作は近年のアメリカの田舎町で起こっている事を題材にし、私たちには知らない、シェールガスの掘削をめぐる公害や社会問題を鋭く描いた作品に成っています。しかし主演のデイモンは、「グッド・ウィル・ハンティング」同様に脚本にも参加し
社会問題作品ですが、重くならずコミカルな部分も描き、田舎町で生きる人、そうヒューマンを生き生きと描いています。
主人公が苦悩し、正義や誠実さを忘れてはいけなと思う心情を演じているマット・デイモンの芝居がすばらいいと思います。
スティルウォーター 原題:Stillwater
2021年製作
監督 トム・マッカーシー
story
留学先の仏マルセイユで殺人罪で捕まった、娘アリソンの面会にオクラホマ州スティルウォーターから訪れる父ビル
アリソンは父に無実訴え、弁護士への手紙預かるビル・・・
ビルとアリソンの間には、信頼関係は既に失われており、フランス語の読み書きをできないビルは手紙の内容も
知らされず、娘の言葉を信じ助けたいが、言葉も通じない異国の地で何が出来るのだろうと苦悩するが・・・
彼の優しがきっかけで協力者を得るも、単独で危険エリアで聞き込みをし、何者かの襲撃を受けるなどするが
ビルはわずかな手がかりを頼りに前進していく、そんな中、小さな幸せを得る事が出来た・・・
keyword
生きている為
愛するがゆえ・・・嘘や、嫉妬、
見どころ
逮捕された娘の無実を証明するため、異国の地で真犯人を捜す父親の姿を描いた。
アカデミー賞受賞作「スポットライト 世紀のスクープ」のトム・マッカーシー監督したサスペンススリラー
と成っているが、ジャンルで分けるならば、ヒューマン作品だと思う・・・
確かに主人公が真犯人を探す物語が主軸になっているが、フランス、マルセイユの人間気質や移民の問題などを1人の
生粋のアメリカ人の父親を通して描いている作品です。今までのマット・デイモン主演作と異なり、全くコミカルな表現が
ない作品で淡々と主人公の心情を淡々と描き、人は必死に生きていっている事を考えさせられる作品です