ヒューマン

ファーストマン〜人類で初めて月面に足跡〜

ファーストマン 原題:First Man

2019年製作
監督 デイミアン・チャゼル
出演 ライアン・ゴズリング

story

人類初の月面着陸という偉業に取り組む宇宙人やNASA職員たちの奮闘を描く物語。
命の犠牲を伴いながらも、月面着陸計画の意義に葛藤しながら、不退転の決意で挑むアームストロングの姿が描かれる。

keyword

「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」

見どころ

まず、先日の民間初の月面探査船着陸失敗本当に残念だったと思います・・・・
本作は、50年前1969年に人類で初めて月面に着陸した偉業の物語ですが、壮大に描くのでは無く、一人一人の人間の心情
からの視点で描かれた素晴らしいヒューマン・ドキュメンタリー・サイエンスです。
監督デイミアン・チャゼルと主演のライアン・ゴズリングは実在の人物を描くにあたり、アームストロング家族と過ごし
当時の心の内を取材してから撮影に入ったそうですが、アームストロング家の悲劇や、ニール自身の心情をインタビューし
制作に活かした様で、ニール・アームストロングの目線、妻ジャネットの視線、子供達、家族を当時の8ミリフィルムで
撮影している様に描いています。ニールがジェミニ計画、アポロ計画と2度の宇宙を経験しますが、常に操縦席からの目線で
映像は構成されています。ロケットでの1段エンジン、2段エンジンの分離シーンも有りません。
流石に月面でのシーンは、地球から離れた月が、いかに不毛の月面かは描かれていますし、ニールが着陸船のハッチを開けた瞬間の静寂、空気の無い月面を素晴らしく広大に描いています。
それと、月面着陸は困難なもででしたが、ハラハラドキドキの着陸シーンの音楽は、音の無い世界との対比感が素晴らしいと思います。
 偉業にたどり着く前の家族の葛藤のシーンでは、感情表現を台詞ではなく仕草で表現していますが、そこに流れる音楽も
素晴らしメロディーと演奏が奏られています。

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